笹川同学会日本支部が2018年度総会・学術セミナーを行いました
2019/03/14
笹川医学奨学金進修生同学会日本支部2018年度総会・学術セミナーが、2019年3月10日㈰に東京で開催されました。日本支部同学会会員、日中医学協会の関係者等、約30名が参加しました。
前半の総会では、趙松吉会長(第19期、福島県立医科大学先端臨床研究センター教授)より2018年度の事業の振り返り、そして2019年度事業予算および事業計画について報告されました。趙会長から中国残留邦人の健康講座の盛況ぶりや日本支部メンバーすべてに役割を割振り同学会活動への積極的な関与を促したことなど、今後の期待も込めて報告されました。また、2019年度の事業計画と収支予算案が示され、参加者より、承認されました。
趙松吉日本支部会長の開会の挨拶
後半の学術セミナーは、最初に姚 建先生(山梨大学准教授)、呂 玉泉先生(大阪大学助教)が座長を担当し、3名の先生方が以下の演題で講演されました。
1) 「在日外国人看護師の異文化適応」(張 暁春・第24期、梅花女子大学看護保健学部看護学科准教授)
2) 「レスベラトロール含有ブドウ抽出の長期投与による老化促進マウス(SAMP10)における老化遅延作用」(単 少傑・第21期、株式会社三協学術部次長)
3)「人獣共通感染症としてのE型肝炎ウィルス」(李 天成・第11期、国立感染症研究所ウィルス第二部主任研究官)
座長:姚 建先生、呂 玉泉先生 講師:張 暁春先生
講師:単 少傑先生 講師:李 天成先生
休憩をはさみ、趙会長が座長を務め、李 香善先生(名古屋外国語大学非常勤講師)が「言語表現に見られる民族性の違い」と題して講演されました。講演の最後に安達 勇日中医学協会副会長より、日本支部の貢献と今後の活動の一層の充実に期待を込めた温かいご挨拶を頂きました。
講師:李 香善先生 安達 勇協会副会長、閉会の挨拶
総会・学術セミナーの後は情報交換会が行われ、各人の仕事や抱えている課題について意見を述べ合うとともに、久しぶりに仲間との親睦を一層深める会となりました。