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日中医学協会ブログ

【COVID-19】中国に医療物資を寄贈しました

2020/03/11

【COVID-19】中国に医療物資を寄贈しました

日中医学協会は、中国大使館から新型コロナウイルスの感染拡大で中国国内で不足している医療物資の調達の相談を受け、2月12日に順天堂大学とともに医療用マスク(N95)、防護服、防護グラスを駐日中国大使館を通じて中国側に寄贈しました。

小川秀興理事長(当協会理事長、学校法人順天堂理事長)から孔鉉佑駐日大使に医療義援物資の目録が手渡され、「日中学協会は財団を設立して今年で35年になるが、任意団体のときから中国と友好的・協力的な関係を築き上げてきたので、それだけに今般のコロナウイルスの拡大について大変心配をしている。一日も早く収束させるべく最前線で対応されている医療関係・政府機関の皆様に敬意を表するとともに、古い友人として少しでもお役に立ちたいとの想いでいる。我々は貴大使館や中国国家衛生健康委員会(中国保健省)と協力して、今後も出来る限りの支援をしていきたいと考えている」ことをお伝えしました。

孔鉉佑駐日大使からは心からの謝辞と、終焉後の落ち着いた時期に、日中両国の感染症分野の専門家による共同研究の進展、そしてその研究がアジアそして世界をリーディングするまでに発展することを期待するとの所感を述べられました。

 写真;医療義援物資の目録贈呈
 (右)  孔 鉉佑 中華人民共和国駐日本国特命全権大使
 (中央) 小川秀興 日中医学協会理事長・順天堂理事長
 (左)  高橋和久 日中医学協会評議員・順天堂大学医学部附属順天堂医院院長(呼吸器内科教授)

 

また、小川理事長から馬暁偉中国国家衛生健康委員会主任(中国保健大臣)に、212日に中国大使館に医療物資を寄贈したので、最前線で奮闘している医療関係者の安全確保に役立ててほしい旨の手紙(以下)を送りました。

これに対する返信として、3月1日に馬暁偉主任から心温まる感謝の手紙をいただきましたので、以下にご紹介させていただきます。

[日本語訳文]
尊敬する小川秀興理事長

貴信誠にありがたく、感謝申し上げます。目下、中国の新型コロナウィルス感染症の防止・コントロール対策は極めて重要な時期にあります。貴信の真摯なお言葉から、貴台が中国の新型コロナウィルス感染による肺炎の状況について随時心に懸けてくださっていることに感銘を受け、暖かいお心遣いを強く感じました。

中国では新型コロナウィルス感染症が発生して以来、習近平国家主席の陣頭指揮のもと、政府と国民は終始堅い信念を持って、互いに協力し合い、科学的な予防と治療及び精確な施策を実施し、防止・コントロールの情勢は着実に良い形勢を呈し、治癒率も上昇し続けています。先日、中国と世界保健機関(WHO)の専門家調査団は中国の防止・コントロール措置を十分に認めて高く評価するとともに、感染防止策について中国およびその他の国と地域に助言しました。

患難見真情(難に遭った時に真の情をみる)というように、私どもは貴協会のご寄贈とご支援に感謝申し上げます。貴信にもありますように、感染症発生を前にして、私どもは終始国民の安全を第一とし、自信と能力をもってこの感染症予防・コントロールとの闘いに打ち勝つと確信しております。

最近は日本でも感染者数が増加傾向にあり、不幸にも感染により亡くなられた方もおられることに対し、心から哀悼の意を捧げます。また第一線で戦っている日本の医療従事者および民間の方々に深い敬意を表します。今後とも貴台と引き続き協力関係を強化し、日本のみなさまと感染症対策の経験を共有し、日中笹川医学奨学金プロジェクトを推進して日中両国のために共に感染症制圧に貢献したいと思います。

ご健勝をお祈りいたします。