笹川医学同学会華南・雲南・貴州地区支部学術交流会が開催されました
2024/11/26
10月26日㈯、笹川医学奨学金進修生同学会(笹川同学会)の華南・雲南・貴州地区支部学術交流会が広東省深圳市の南方科技大学会議センターで開催され、広東省、海南省、広西チワン族自治区、雲南省、貴州省の笹川生OB 70名が参加しました。
日本からも当協会の跡見裕理事長と日本財団の尾形武寿理事長、佐藤英夫常務理事他5名が現地で出席した他、在広州日本国総領事館の石橋佑悟副領事が出席されました。
笹川同学会の趙群理事長の開会挨拶に続いて、当協会の跡見理事長が挨拶し、次いで、石橋佑悟副領事が貴島善子総領事の祝辞を代読され、笹川同学会の活動が人々の健康向上に寄与していくことへの期待と応援のメッセージが伝えられました。また、笹川同学会事業への助成団体である日本財団の尾形武寿理事長が祝辞を述べられました。
学術交流会は、許順笹川同学会副理事長の司会進行のもと、「口腔保健」をテーマに行われ、3名が講演を行いました。
◆講演者◆
周 建 首都医科大学附属北京口腔医院教授【特別講演】
「口腔健康とケアについて」
口腔疾患の最新治療の紹介と口腔ケアの重要性について紹介し、口腔の健康が全身の健康に繋がることを言及されました。
李 松 昆明医科大学元学長(第8期笹川生)
「人類の顎顔面の進化と口腔疾患」
人類の顎骨の進化に伴い口腔疾患がどのように変化してきたかを、人類の起源に遡って紹介しました。
丁江峰 深圳市口腔医院児童口腔医学センター教授(第35期笹川生)
「小児の歯科恐怖症への臨床対応」
子どもが怖がらずに歯科治療を受診できるよう、無痛治療、鎮静治療等の最新治療への取り組みを紹介しました。
さらに、現地(深圳市)在住の笹川生OBを代表して、李宝興氏が講演を行いました。
李宝興 深圳市羅湖区人民医院泌尿器男科教授(第26期笹川生)
「日本留学が男性泌尿器科の研究・発展に与えた影響」
日本で学んだ腹腔鏡技術を活かす場として泌尿器男科(男性泌尿器科)を設立したことと、最新の治療法について紹介しました。
交流会終了後の懇親会には貴島善子総領事も出席され、笹川同学会への温かい励ましの言葉をいただきました。笹川生OBらは跡見理事長と貴島総領事と親しく懇談し、交流を深めました。
貴島善子 在広州日本国総領事館 総領事(中央右)
跡見 裕 日中医学協会 理事長(中央左)
許 順 笹川同学会 副理事長(左1)
李 松 笹川同学会 常務理事(右1)
華南・雲南・貴州地区支部学術交流会は、日中医学協会と日本財団の理事長を迎え、日本国在広州総領事館のご協力も得て、盛会裏に開催されました。
笹川同学会支部学術交流会は、毎年中国各地で行われています。今後も、日中両国の多くの関係者との交流と協力のもと、笹川同学会支部学術交流会がさらに発展することを期待しています。