笹川同学会日本支部総会が開催されました
2018/03/10
笹川医学奨学金進修生同学会日本支部2017年度総会・学術セミナーが2018年3月10日に東京で開催されました。日本支部同学会会員、第39期生、日中医学協会の関係者等、約20名が参加しました。
前半の総会では、袁会長より2017年度に日本支部が行った活動について報告がありました。報告では日本支部の重要な事業活動の一つである中国残留孤児の健康講座を関西地区と力を合わせて継続していくことが強調されました。また学術セミナーをさらに活発化させ、多くの在日同学会会員が積極的に参加できる仕組みを強めようと呼びかけました。
この呼びかけに応じて、学術部門を担当する趙松吉委員長から2017年度の魅力的な学術セミナーの開催と2018年度学術セミナープログラム(案)の意義、内容について説明がありました。また、阿倉英実財務担当から2017年度の事業活動の収支報告があり、参加者より、承認されました。
後半の学術セミナーは趙松吉学術委員長(福島県立医科大学先端臨床研究センター・教授)が座長を担当し、3名の日本支部同学会会員より、
1) 腎癌の分子標的治療の開発:抗TRAIL Death Receptorモノクロナール抗体治療を中心に (兵庫医科大学泌尿器科講師・呉秀賢)
2) 脳卒中高齢者の在宅療養支援に関する日中間の比較研究 (埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科准教授・張平平)
3) 腎透析患者のバスキュラーアクセス不全時の血管狭窄における肥満細胞由来のキマーゼの役割 (大阪医科大学大学院医学研究科創薬医学講師・金徳男)
という講演が行われました。 総会・学術セミナーの後は、懇親交流会が行われました。懇親交流会では先輩・後輩同士で自己紹介、相互の専門分野、仕事について、語り合い、相互理解を深めることができました。新しい仲間と協力して日中両国の医療事業の発展に貢献しよう、との意を深めました。