日中笹川医学奨学金制度第40期<共同研究コース>研究者集会を開催しました
2018/10/02
日中笹川医学奨学金制度第五次制度の第一期生となる第40期<共同研究コース>研究者の集会および懇親会が、2018年9月27日午後、日本財団ビルにおいて開催されました。
研究者集会では、<共同研究コース>研究者20名全員と日本の共同研究者がペアで出席し、共同研究の概要と進捗について紹介されました。当集会には、日本財団、日中医学協会、笹川同学会、ご来賓、第40期<学位取得コース>研究者10名を含め、総勢約100名が出席しました。
研究発表に先立ち、実施団体である日中医学協会の小川秀興理事長、笹川生OB同窓会組織である笹川同学会の趙群理事長、日本財団の尾形武寿理事長および笹川記念保健協力財団の紀伊國献三最高顧問より、第五次制度の実施意義の説明、研究成果への期待、さらに研究者への激励のお言葉がありました。特に趙群理事長からは、第40期<共同研究コース>研究者20名の内3名は過去にも日中笹川医学奨学金制度研究者として2度来日し(研究者と特別研究者)、そして今回共同研究者として再び選ばれた大変優秀な者であり、笹川同学会としては大変名誉なこととして紹介され、出席者より大きな拍手がありました。
研究発表では、日中医学協会理事の林﨑良英先生と同評議員の高橋和久先生が座長を務められました。各演題で第40期生の発表が5分、日本の共同研究者の発表が2分と非常にタイトな時間配分でしたが、座長の先生方の的確な進行によりプログラムが遅れなく進められました。研究の内容は基礎医学、臨床医学(手術法開発や疫学調査法の開発など)、薬学、歯科臨床および医用工学と多岐に富んでいました。最も多かった医学領域では、癌治療や難病(自己免疫疾患、脊髄損傷の神経再生)に関する最先端の研究に関する発表もありました。日本の共同研究者からは、研究への追加発言と共同研究が順調に進んでいることなどが紹介されました。
懇親会では、日本財団の笹川陽平会長、日中医学協会の高久史麿会長よりご挨拶を頂戴しました。懇親会場では笹川会長を囲んで何度も写真をお願いする研究者が多くありました。また、共同研究者コースの研究者と学位取得コースの研究者同士、また、研究者とご出席の日本の先生方が意見交換する場面が随所で見られ、交流がいっそう深まったようでした。
第40期<共同研究コース>研究者と日本側共同研究者、笹川会長、髙久会長、小川理事長、紀伊國先生、 趙群先生らを囲んで。
第40期<共同研究コース>研究者と趙群理事長ら笹川同学会理事。