笹川同学会の地域医療支援活動が四川省都江堰市で実施されました
2019/12/04
笹川医学奨学金同学会(笹川同学会)は「地域医療の質的向上を面的に支援し、大病院への患者集中の緩和と中国における医療先進課題の解決に寄与する」ことを目的にして、日本財団の助成を得て、毎年各地で地域医療支援活動を実施しています。
四川省における活動は、四川大学華西医院皮膚科の冉玉平教授(第4期笹川生)が都江堰市全域の医療水準向上のため都江堰市医療センター皮膚科を拠点に行っています。
今年は活動2年目で、7月と11月の2回実施しました。
11月14日(木)午前、周辺地域の医師・開業医も参加して10症例の「慢性難治性潰瘍の病因」についてカンファレンス形式での指導と病棟を回診しました。
午後は中国における医療提供体制の基層であるコミュニティ医療ステーション(平義社区衛生サービスセンター)を視察して、今後の支援活動を検討しました。都江堰市には5つの社区と22の衛生ステーションがあり、これら全域への支援活動が広がることが期待されます。
明年は、都江堰市での地域医療支援について総括し、他地域への面的拡大を図る計画をしています。