日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が琉球大学で博士学位を取得!
2020/03/04
2018年に32年間続いている日中笹川医学奨学金制度の内容を一新し、新設された<学位取得コース>では、現在、40期生10名と41期生10名が日本の大学で博士学位取得を目指し研鑽に努めています。
今年2月、第40期生の徐妍妍さんが、琉球大学で論文博士号を取得しました!
徐さんは北京にある中日友好医院の放射線科に所属し、勤務の傍ら日本語を勉強していました。念願が叶い、2017年に39期生として来日し、琉球大学に1年間留学しました。指導教官の村山教授の勧めもあり、日本の博士学位の取得を目指して、新設された<学位取得コース>に応募しました。多数の応募者の中から合格を勝ち取り、40期生として引き続き琉球大学で村山教授、山城講師、教室の先生方の熱心なご指導と温かいご支援の下で2年間、昼夜を問わず研究に打ち込み、その努力が実り、博士号を取得するに至りました。
琉球大学にとっても外国人の論文博士号取得は初めてとのことで、2月28日、大学の特別な計らいで徐さんの学位記授与式が医学部長室で行われました。石田医学部長・大学院医学研究科長から学位記が授与され、徐さんから流暢な日本語でお世話になった先生方や笹川医学奨学金制度への感謝の言葉が述べられました。
徐さん、そして、これから日本の博士号を取得される<学位取得コース>の皆さん、
ご指導くださった先生方や笹川奨学金のスポンサーである日本財団への感謝の気持ちを一生涯忘れずに、日中医学交流の架け橋として、今後一層の活躍を期待しています。
- 集合写真:
(中央) 徐 妍妍 中日友好医院放射線科主治医師(日中笹川医学奨学金制度第40期生)
(左から2番目) 石田 肇 琉球大学医学部長・大学院医学研究科長
(右から2番目) 村山貞之 琉球大学大学院医学研究科放射線診断治療学講座 教授
(左端) 土屋奈々絵 琉球大学大学院医学研究科放射線診断治療学講座 助教
(右端) 安達 勇 日中医学協会副会長