日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が順天堂大学で博士学位を取得!
2020/06/03
2020年4月、日中笹川医学奨学金制度第40期生の張順さんが順天堂大学で論文博士号を取得しました!
張順さんは、上海にある同済大学附属東方医院の胃腸外科に勤務していたときに、笹川医学奨学生OBである同科の蒋小華教授から本制度への応募を勧められ、スキルアップと日本の学位取得を目指し応募しました。
多数の応募者の中から合格を勝ち取り、2018年に来日し、日本における胃癌の低侵襲手術のパイオニアである順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器・低侵襲外科の福永哲教授に師事し、腹腔鏡による胃癌手術のスキルを磨く他、腫瘍の分子標的治療薬に関する研究等を行いました。
また、2年間の大学院在籍中、消化器・低侵襲外科の折田創准教授、生化学第一講座の横溝岳彦教授、李賢喆助教他、たくさんの先生方にもご指導いただき、6編もの専門性の高い学術論文を発表し、優れた研究能力と学識の深さが評価され、博士学位が授与されました。
さらに、福永教授のお取り計らいで、帰国した後も、順天堂大学の非常勤研究員として続けて研究を行うことができることになりました。共同研究の成果が期待されます。
張順さん、博士号取得、おめでとうございます。ご指導いただいた全ての先生方への感謝の気持ちを忘れずにこれからも研鑽に励み、中国の低侵襲治療の向上と日中間の医学交流の促進に、多大に貢献されることを願っています。
消化器・低侵襲外科学研究室の先生方と記念撮影
後列中央:福永 哲 教授
後列左から2番目:折田 創 准教授
後列右端:張 順(日中笹川医学奨学金制度第40期生)