【COVID-19】中国大使館からN95マスク・サージカルマスクが寄贈されました
2020/06/29
本年2月、中国国内で新型コロナウイルス感染症が拡大した際、当協会は学校法人順天堂と連名で、孔鉉佑中国駐日本国特命全権大使を通じて4tトラック2台分のN95マスク、防護服、防護グラスを中国に贈りました(ブログ掲載)。
その後、日本でも感染拡大が重大事項となり、5月末、中国駐日本国大使館(中国大使館)からN95マスク 3,200枚とサージカルマスク 7,000枚が、当協会に寄贈されました。
当協会は、中国大使館のご厚志に沿うため、当協会が中国政府とともに1987年から実施している日中笹川医学奨学金制度の研究者受入機関へ届けるのが最善と考え、受入者数の多い24の医療機関(※)に送りました。
(※)五十音順
岩手医科大学、大阪大学、岡山大学、金沢大学、がん研究会 有明病院、北里大学、九州大学、京都大学、
慶應義塾大学、国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、昭和大学、順天堂大学、千葉大学、
筑波大学、東京医科歯科大学、東京女子医科大学、東京大学、東北大学、名古屋大学、日本医科大学、
広島大学、福島県立医科大学、北海道大学
各機関から、「大変有り難い寄贈であり、今も臨戦態勢が続いている現場で有効に活用します。」との感謝の意が寄せられました。
なお、日本から中国へ医療義援物資を寄贈した折、孔鉉佑大使からは心からの謝辞とともに、感染症分野の日中共同研究への期待が述べられました。グローバルなレベルでの感染症対策は国際協力体制が必須ですが、日中両国の相互協力でアジアそして世界をリードする共同研究への取り組みが期待されます。