笹川同学会の地域医療支援活動が四川省都江堰市で実施されました
2020/09/10
日中笹川医学奨学金制度OB会(笹川同学会)は、医療サービスがあまり行き届いていない中国中西部の県級市や農村地域等の医療水準向上のため、笹川同学会会員が現地に赴き、現地の医師に技術指導や現地で多くみられる疾患に対する診断・治療方法の教授を行っています。
四川省における地域医療支援活動は、省都である成都市北方の山岳地帯の入口にある都江堰市全域の皮膚科の診療レベル向上を目的に、四川大学華西医院皮膚科の冉玉平教授(第4期生)が中心となり、3年前から毎年2回、都江堰市医療センター(二級病院から三級病院に昇格)に都江堰市及び都江堰市周辺の医師を集めて行っています。
今年は9月3日(木)に第1回目の活動を行い、都江堰市と周辺地域の医師・開業医が参加しました。冉玉平教授が、新型コロナウイルス感染流行中における感染性上肢環状肉芽腫性疾患の治療についての実際の所見をもとに講義を行った他、参加医師とともに病棟を回診し、治療のアドバイスや真菌検査用サンプルの採取方法等の実地指導を行いました。
第2回目は、今年11月に同医療センターで行う予定です。