笹川同学会華南華東華中地区支部学術交流会が開催されました
2020/09/14
中国における新型コロナウイルスの感染流行の収束に伴い、日中笹川医学奨学金研究者OB会(笹川同学会)は8月から今年度予定している活動を開始し、8月29日(土)に貴州省貴陽市で開催された「西南地区支部交流会」に続き、9月5日(土)に広東省広州市で華南華東華中地区支部学術交流会を開催しました。
笹川同学会常務理事の王甲東先生(第1期生,中山大学教授)が実施責任者として企画運営に当たり、第1期から第39期までの笹川生計41名が参加して、交流を深めました。
今回の学術交流会は、「中国の分級診療の現状と課題」をテーマとして行われました。分級診療は、現在の三級病院等の上級病院への患者の一極集中を抑制するため、二級病院や社区衛生サービスセンター等の下級病院をかかりつけの病院にする国家政策です。
笹川同学会の李忠金秘書長(第12期生)の開会挨拶の後、このテーマに沿って3名が講演を行いました。
【招待講演】
1)李天石 北京大学深圳医院教授
「中国における医師の自由診療への道-理想と現実」
【笹川生講演】
1)呉 忠 海南省人民医院心内科主任医師(第22期生)
「海南自由貿易港建設による新政策下での分級診療に関する一考察」
2)丘勇超 広州中医薬大学第一附属医院外科教授(第5期生)
「分級診療における民間病院の役割とオンライン診療」
次の支部学術交流会は、10月24日に華東地区で開催される予定です。