笹川同学会の地域医療支援活動が四川省雅安市で実施されました
2021/01/21
日中笹川医学奨学金制度研究者OB会(笹川同学会)は11月12日(木)、中国国内事業の一つとして、四川省雅安市に於いて地域医療支援活動を実施しました。
四川省における地域医療支援活動は、四川大学華西医院皮膚科の冉玉平教授(第4期生)が中心となり、3年前から毎年2回行っています。今年度の第1回目の活動は、9月3日(木)に都江堰市医療センターで行われました(ブログ掲載)。今回の活動は第2回目になります。
今回の活動は、雅安職業技術学院附属医院で行われ、同医院皮膚科に勤務する20名余りの医師・看護師が参加しました。まず、冉玉平教授が新型コロナウイルス感染流行中における感染性上肢環状肉芽腫性疾患についての講義を行い、診断から治療までの一連の流れや注意すべき点など、例を挙げながら丁寧に説明を行いました。講義には、四川省宜賓市珙県人民医院の医師・看護師もオンラインで参加しました。さらに、受講生からも現在対応している症例について診断や治療の方法を発表してもらい、それに対する評価と細かなアドバイスを行いました。
受講生から、冉玉平教授の講義は非常に分かりやすく大変勉強になった、即実施して患者により良い医療を提供していきたい、との声が多く寄せられました。
講義終了後は参加医師・看護師とともに病棟を回診しました。
最後に、笹川同学会から雅安職業技術学院附属医院に無影灯と吸煙機が寄贈されました。両機器とも地方の病院では需要台数に対して保有台数が少なく、大変喜ばれました。
雅安職業技術学院附属医院皮膚科医師・看護師らとの集合写真
(前列中央:冉玉平教授、右隣:李忠金笹川同学会秘書長)