日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が慶応義塾大学で博士号取得!
2021/04/27
日中笹川医学奨学金制度第40期研究者の唐春花さんが、2020年12月に慶応義塾大学の医学博士号を取得しました!
唐さんは、中国人民解放軍第三軍医大学附属大坪医院の神経内科の医師です。来日前は臨床現場の第一線で活躍していました。
瀋陽にある中国医科大学で6年間、医学の基礎を学ぶ傍ら日本語を勉強し、在学中に日本語能力試験1級に合格しました。大学卒業後は北京大学に進学し、医学修士号を取得しました。
大学院在籍中に、学術交流のため北京大学を訪れた慶応義塾大学医学部神経内科学の鈴木則宏教授の日本語通訳を担当し、そのとき幸運にも鈴木教授から学術指導を受ける機会に恵まれました。慶応大学の教師陣の学術レベルの高さと、鈴木教授から聞く大学の崇高な雰囲気、素晴らしい研究教育環境に深い感銘を受け、慶応大学への留学を強く思うようになりました。
2017年に日中笹川医学奨学金制度に応募し、多数の応募者の中から第40期研究者に選ばれ、翌年、念願であった慶応大学神経内科に留学しました。「片頭痛の病態解析」をテーマに日々研究に励み、鈴木教授の後任の中原仁教授(写真:上)の熱心なご指導と研究室の先生方の温かいサポートのおかげで論文を完成させ、医学博士号を取得しました。
唐さん、おめでとうございます!
これからも初心を忘れることなく医療技術や知識の向上に自己研鑽し、日中医学交流の促進にも率先して取り組み、交流の絆を次代に継承していってください。
今後の益々の活躍を期待しています。