日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が順天堂大学と中国医科大学でダブル博士号取得!
2021/07/26
日中笹川医学奨学金制度第41期研究者の孟雪さんが、2021年4月、順天堂大学で医学博士号を取得し、さらに同年6月に中国医科大学で歯学博士号を取得しました!
中国医科大学附属盛京医院口腔科の口腔顎面外科医である孟雪さんは、日本との医学・歯学交流が盛んな中国医科大学で、学生の頃からいつか日本で先進医療を学びたいと思っていました。
同科の教授で笹川医学奨学生OBの劉維賢先生の薦めで、笹川医学奨学金制度<学位取得コース>に応募し合格、2019年4月に笹川医学奨学生として順天堂大学の耳鼻咽喉・頭頸科に留学しました。池田勝久主任教授と、頭頸部悪性腫瘍治療のスペシャリストである松本文彦先任准教授に師事し、「次世代シークエンサーを用いた頭頸部癌の特異的癌遺伝子の創出」をテーマに日夜研究・勉学に励み、また池田教授の紹介で国立がん研究センター研究所早期診断バイオマーカー開発部門と日本医科大学先端医学研究所生体機能制御学でも学び、2年間でハイレベルな学術論文を5編発表し、学会で口頭発表を2回、ポスター発表を3回行いました。これらの研究業績が認められ、2021年4月に順天堂大学の医学博士号(論文)を取得、新井一学長より学位記が授与されました(写真;上)。
その後中国に戻り、同年6月に中国医科大学で口腔臨床医学博士号を取得しました。
孟さん、日中両国で博士学位取得、おめでとうございます!
これからも中国の口腔顎面外科分野の発展のため、そして日中両国間の医学・歯学分野の交流促進のために、益々活躍されることを期待しています。