日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が順天堂大学で博士号取得!
2022/06/13
日中笹川医学奨学金制度第41期<学位取得コース>研究者の朱俊さんが、2022年2月、順天堂大学で医学博士号を取得しました!
朱俊さんは中国・江蘇省揚州市の出身で、2010年に温州医科大学で眼科臨床医学修士号を取得後、江蘇省蘇北人民医院に眼科医として勤務しています。学生時代に、日本人が多くの眼科疾病を発見し、命名したことを知り、日本への留学にずっと憧れを抱いていたそうです。
2018年に日中笹川医学奨学金制度に応募し合格、翌年4月に順天堂大学眼科学講座に留学しました。村上晶教授(写真;上)と猪俣武範准教授のもとで「角膜移植における体外培養骨髄由来免疫抑制細胞を用いた新規免疫抑制療法の検討」をテーマに日々研究と勉学に励み、また猪俣先生の紹介で、同大学健康総合科学先端研究機構の内田浩一郎准教授にも師事し、2年半の在学中に、国際ジャーナル『INVESTIGATIVE OPTHALMOLOGY & VISUAL SCIENCE』(インパクトファクター(IF): 4.79)に論文を発表、また筆頭著者としてハイレベルな学術論文を5編発表し、さらに日本角膜学会と日本眼薬理学会で口頭発表を行いました。
医学博士号(論文)を取得は、これらの成果を評価されてのことです。
朱さん、博士学位取得、おめでとうございます!
村上教授をはじめ、ご指導頂いた先生方への感謝の気持ちを忘れず、これからの更なる躍進と、日中両国の医学交流の架け橋として益々活躍されることを期待しています。