日中笹川医学奨学金制度＜学位取得コース＞研究者が慶応義塾大学で博士号取得！

2022/10/31

　日中笹川医学奨学金制度第42期＜学位取得コース＞研究者の劉霄さんが、2022年3月に慶應義塾大学で医学博士号を取得しました！

　劉さんは中国重慶市出身で、2016年に中国人民解放軍第三軍医大学（現陸軍軍医大学）で眼科学修士課程を修了しました。
　その後、アジア人における網膜症に関する研究を行うため、世界トップレベルの慶應義塾大学医学部眼科学に留学し、博士課程在学中の2019年に日中笹川医学奨学金制度に応募し合格、笹川生の一員となりました。

　坪田一男教授（現名誉教授）と根岸一乃教授の下で、「東アジア人におけるABCA4関連網膜症の臨床的・分子遺伝学的調査」をテーマに遺伝性網膜症に関する研究を行い、栗原俊英准教授と藤波芳准教授の熱心なご指導のおかげで、4年間の在学期間中に筆頭著者として5編の論文を発表し、アメリカ、韓国、日本の眼科学学術会議で研究報告を行いました。また、2019年に第1回東アジア眼遺伝学学会で「Best Yong Investigator Award」を受賞し、2020年に慶應義塾大学眼科学「優秀大学院生」を受賞、2021年には中国眼科遺伝学連合会第3回学術会議で「青年科学奨」を受賞し、研究の成果とこれらの業績が認められ、2022年に博士号を取得しました。

　劉さん、おめでとうございます！
　これからも研究に励み、網膜症で悩む方々の力になって頂きたいと思います。更なる成果に期待しています。

坪田　一男先生と

根岸　一乃先生と

栗原　俊英先生と

藤波優先生、藤波芳先生、劉さん、鈴木泰賢先生