笹川同学会日本支部学術交流会が開催されました
2023/04/14
2023年3月19日㈰、笹川医学奨学金進修生同学会(笹川同学会)日本支部学術交流会が、配信との併用によるハイブリッド形式で、4ぶりに会場での対面形式で開催されました。会場参加の23名、ウェブ参加の9名に加え、笹川同学会本部(中国・北京)から李忠金秘書長と、日中医学協会から安達勇副会長/理事と事務局も参加し交流を深めました。
学術交流会は「在日笹川生たちの基礎・臨床研究への探求心」をテーマに開催しました。
3名の笹川生OBがそれぞれ、PD-1抗体とワクチン治療の最適化、抗キマーゼ作用の心不全への適用、E型肝炎ウイルスに対する予防・治療における最新の研究成果について講演し、活発な質疑応答が行われました。
続いて、趙松吉日本支部会長が会長就任5周年記念講演として、標的α線を用いた悪性褐色細胞腫への治療開発、抗体薬との複合による急性白血病への治療開発に関する講演を行い、悪性褐色細胞腫で非臨床試験を経てファースト・イン・ヒューマンの第Ⅰ相治験が既に開始されていること等について紹介しました。
◆講演者:
孫長博 東京大学附属病院呼吸器外科学Clinical fellow(第38期・第40期生)
「肺癌ワクチンにおける個別化免疫治療研究とCT画像によるサルコペニア評価の新たな展開」
金徳男 大阪医科薬科大学講師(第14期生)
「肥満細胞由来のキマーゼと心不全」
李天成 国立感染症研究所ウイルス第二部主任研究官(第11期生)
「笹川研修生とのE型肝炎ウイルスに関する研究」
趙松吉 福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター 先端臨床研究センター教授(第19期生)
「日本のアスタチン-211を用いた標的α線治療開発の現状と福島県立医科大学の取組」
◆日本支部学術交流会実施責任者
趙松吉 福島県立医科大学教授(第19期生)
◆協賛企業
株式会社モルフォテクノロジー