中国国家衛生健康委員会人材交流服務センターが医師養成システムを学ぶため来日しました
2023/10/24
10月19日、中国国家衛生健康委員会(中国保健省)人材交流服務センター訪日団が、小川秀興日中医学協会会長、順天堂理事長への表敬と、大学病院における研修医の研修プログラム・管理体制・評価方法等について学ぶため、順天堂大学を訪問しました。
中国国家衛生健康委員会人材交流服務センターは、中国の医師、看護師等の医療衛生人材の育成、評価、国際交流等を担っている部署で、今回の訪日の主な目的は、日本における、①医師国家試験の設計と管理、②研修医制度の内容と設計、③専門医の認定・評価・養成のシステム、④大学病院における研修医の研修プログラム・管理体制・評価方法等、⑤大学における医学生の教育と育成について学ぶことでありました。
訪日団は、張学高センター主任をはじめ室長ら幹部合計5名で、順天堂大学訪問時には、中国大使館の一等書記官も同行されました。
小川秀興会長が日中医学協会と順天堂を代表してご挨拶され、順天堂大学の歴史と健康総合大学としての取り組みについてお話しされました。続いて、人材交流服務センターの要望を受け、西﨑祐史 順天堂大学臨床研修センター本部初期研修医担当・医学教育研究室先任准教授が、順天堂大学における研修プログラム、管理体制、評価、及び新専門医制度について紹介されました。訪日団から、研修をシームレスに行うためのアドバイスや臨床研修の質の担保、指導医の養成について等、多くの質問が出され、活発な質疑応答と意見交換が行われました。
張学高主任は、大学病院における医師養成の取り組みについて深く理解できたこと、そして、順天堂大学から新井一 学長・臨床研修センター本部長、服部信孝 医学部長・大学院医学研究科長、高橋和久 順天堂医院院長、清水俊明 順天堂医院副院長・臨床研修センター本部副本部長、鈴木勉 臨床研修センター本部本部長代行、斉藤健司 臨床研修センター本部課長補佐が、大変ご多忙であるにもかかわらず同席してくださり、交流が深められたことに感謝し、日中間の医療人材育成にかかる交流が今後更に発展していくことへの期待を述べられました。
(前列中央) 小川秀興 日中医学協会会長・学校法人順天堂理事長
(前列左2) 張 学高 中国国家衛生健康委員会人材交流服務センター主任
(前列右2) 汪 本奎 中国国家衛生健康委員会人材交流服務センター命題二室主任
(前列右1) 陸 建成 中国国家衛生健康委員会人材交流服務センタートレーニング一室主任
(前列左1) 禕 莉娜 中国国家衛生健康委員会人材交流服務センター高度人材弁公室主任
(後列右4) 盧 青 中国国家衛生健康委員会人材交流服務センター国際合作弁公室主任
(後列中央) 朱 小博 中国駐日本国大使館科学技術部一等書記官