中国国家衛生健康委員会曹雪涛副主任が日中医学協会を表敬訪問されました
2023/11/27
曹雪涛中国国家衛生健康委員会副主任(中国保健副大臣)が、同委員会の幹部職員とともに、11月13日~17日まで来日しました。
11月14日に日中医学協会と順天堂大学を表敬訪問し、順天堂大学で、小川秀興日中医学協会会長(順天堂理事長)と跡見裕理事長が応対しました。
跡見理事長は歓迎の挨拶で、今年7月に北京・人民大会堂で行われた「日中笹川医学奨学金制度35周年記念式典」にご出席いただいたことへの御礼と、記念式典で調印した第六次日中笹川医学奨学金制度を充実させ、より広く、よりハイレベル人材の応募を定着させるためには中国国家衛生健康委員会の協力が不可欠であること、そして中国国家衛生健康委員会と連携し、日中両国の医学・医療交流をさらに活性化し、日中共同研究の成果を世界に向けて発信していくと述べました。
曹副主任は、中国政府は日中笹川医学奨学金制度を重要視しており、本奨学金制度によりハイレベル人材が輩出され、日中共同研究の成果が両国民の健康向上に寄与するとともに、その成果が世界に向けて発信されることを期待していると述べられました。
曹雪涛副主任の要望を受け、佐藤典子順天堂東京江東高齢者医療センター看護部長が「高齢者看護への取り組み」について講演を行い、東京在住の日中笹川医学奨学金制度研究者10名が同席しました。
日中笹川医学奨学金制度研究者を代表して、王晴氏(第43期研究者<学位取得コース>、順天堂大学在籍)が、日本で学んだ知識と技術を必ず中国国民の医療福祉向上のために役立て、微力ながらも架け橋になり、日中両国の医学・医療分野の交流に貢献したいと述べ、曹副主任は、日本の優れた医学・医療の技術とともに日本人の真摯な研究態度を学び、国際的評価の高い専門誌への論文発表を行うことを期待している、と研究者たちを激励しました。
(前列中央) 小川秀興 日中医学協会会長、学校法人順天堂理事長
(前列左2) 曹 雪涛 中国国家衛生健康委員会副主任
(前列右2) 跡見 裕 日中医学協会理事長、学校法人跡見学園理事長
(前列右1) 段 勇 中国国家衛生健康委員会人事司副司長
(前列左1) 服部信孝 順天堂大学医学部長、医学研究科長
(最後列左3)邢 若斉 中国国家衛生健康委員会医政司副司長
(最後列中央)何 炤華 中国国家衛生健康委員会国際合作司副司長
(最後列左4)邵 夢 中国国家衛生健康委員会国際合作司亜太処処長
(最後列右3)王 波 中国国家衛生健康委員会弁公庁副処長
(最後列右4)秦 衛東 中国駐日本国大使館参事官
(最後列右1)朱 小博 中国駐日本国大使館一等書記官