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日中医学協会ブログ

日中笹川医学奨学金制度第45期<共同研究コース>研究者集会を開催しました

2024/09/05

日中笹川医学奨学金制度第45期<共同研究コース>研究者集会を開催しました

日中笹川医学奨学金制度第45期<共同研究コース>の研究者集会を、9月4日(水)に日本財団ビル大会議室で開催し、中国大使、日本財団、笹川保健財団、日中医学協会の役員、笹川医学奨学金進修生同学会(研究者OB会)、第45期<学位取得コース>・<ポストドクターコース>の研究者など、合わせて70名が出席されました。
研究者集会の模様は、オンラインでも配信し、多くの方がご視聴くださいました。

研究者集会の模様をYouTubeでご視聴いただけます。(視聴期間:2024年10月4日まで)

●第1部(開始、本奨学金制度紹介(PPT/VTR)、主催者挨拶・来賓祝辞、研究発表1~4)
URL:https://youtu.be/zfOZLAwRL1w
●第2部(研究発表5~9、笹川同学会活動紹介(PPT)、閉会)
URL:https://youtu.be/X8YHD5bOVgQ

プログラム・研究発表内容(Abstract)掲載冊子(PDF)

(本制度実施団体挨拶)跡見 裕 日中医学協会理事長

(本制度実施団体挨拶)趙 群 笹川医学奨学金進修生同学会理事長

(祝辞)呉 江浩 中華人民共和国駐日本国特命全権大使

(祝辞)尾形武寿 日本財団理事長

 

共同研究コースは、中国の研究者が日本に最長6か月滞在して日本の研究者と行う共同研究を支援するもので、共同研究の内容を深めるとともに、新たな共同研究のきっかけをつくることを目的としています。

研究者集会では、中国側研究者と日本側研究者が行っている共同研究について、研究背景、工程目標、最終目標などを英語で発表して頂き、活発な質疑応答が行われました。どの研究発表も最新の技術、知見を採り入れた独自性に富む内容で、座長の林﨑良英先生から「昨年の研究発表に比して質、レベルともに上がっている、来日を目的とする研修から日中対等の共同研究へと発展してきている、共同研究を通じて日中両国の研究者同士の連携を強くし、研究室同士の研究継続が期待される。」との総括コメントを頂きました。

(挨拶・座長)林﨑良英 本制度所管委員会委員長 (日中医学協会理事)

発表-1
がん標的アルファ線治療のためのアスタチン-211標識化学とその薬力学
211At radiolabeling chemistry and pharmacodynamics for cancer-targeted alpha particle therapy
李  飛澤 四川大学原子核科学技術研究所 副研究員
趙  松吉 福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究センター 教授

発表-2
心停止後症候群患者における集中治療
Intensive care of Post cardiac arrest patients
李   昊
 西安交通大学第一附属医院重症医学科 主任医師
横堀 將司 日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野 教授
三宅 のどか 日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野 助教・医員(横堀 將司教授代理)

発表-3
新規オートファジー阻害剤の同定
Identification of a novel autophagic inhibitor
蒋  培都
 電子科技大学附属医院・四川省人民医院薬学部 教授
本田 郁子 東京大学大学院医学系研究科分子細胞生物学専攻 生化学・分子生物学講座 准教授(水島 昇教授代理)

発表-4
リンパ系悪性腫瘍の免疫細胞治療感受性のための免疫オミクスに基づく人工知能モデル
An artificial intelligence model for lymphoid malignancies immune cell therapy sensitivity based on immunomics
王  慧涵
 中国医科大学附属盛京医院血液内科 教授、主任医師         
燕   瑋 中国医科大学附属盛京医院血液内科 副教授、副主任医師 
安井  寛 聖マリアンナ医科大学血液・腫瘍内科 特任教授

発表-5 
アトピー性皮膚炎におけるスルフォラファンの緩和効果に関する研究
Exploration of mechanistic insights into the potential alleviating effects of sulforaphane in atopic dermatitis
王   珊
 首都医科大学附属北京児童医院皮膚科 副主任医師
二ヨンサバ フランソワ 順天堂大学国際教養学部長、教授

発表-6
IgA腎症における標的メサンギウム抗原の探索
Discovery of novel IgA type autoantibodies against mesangial autoantigen in patients with IgA nephropathy
李   鑫
 中国医科大学附属第四医院腎内科 講師
二瓶 義人 順天堂大学大学院医学研究科腎臓内科学 助教(鈴木 祐介教授代理)

発表-7
膀胱癌における間質成分の進化ががん細胞の浸潤と転移に与える影響の研究
Evolution of the Stromal Component in Bladder Cancer Leading to Cancer Cell Infiltration and Metastasis
劉  碧天
 中国医科大学附属盛京医院泌尿外科 副教授、副主任医師、副研究員
王  主君 慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室 講師(本田賢也教授代理)

発表-8
甲状腺癌における癌関連線維芽細胞が治療抵抗性に及ぼす影響とその分子機構の解明
Molecular mechanisms by which cancer-associated fibroblasts affect treatment resistance in thyroid cancer
孟  召偉
 天津医科大学総医院核医学科 教授、主任医師     
孫  丹陽 天津医科大学総医院核医学科 主治医師 
光武 範吏 長崎大学原爆後障害医療研究所放射線災害医療学研究分野 教授

発表-9
日中両国における高齢の大腸癌肝転移患者における外科的治療法の比較検討
Analysis of surgical approaches for elderly patients with colorectal cancer liver metastases in Japan and China
朱   凱
 復旦大学附属中山医院肝腫瘤外科 副主任医師
長谷川 潔 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻臓器病態外科学講座 教授

 

中国の医学、歯学、薬学、看護学の各分野で活躍される高度な専門家と日本の研究者が共同研究を継続し、発展させて、その成果をトップレベルの国際ジャーナルへ論文発表されることが期待されます。

会場出席者 集合写真