中国国家衛生健康委員会雷海潮主任が日中医学協会を表敬訪問されました
2025/01/09
2024年12月、雷海潮中国国家衛生健康委員会主任(中国保健大臣)は、第17回日中韓三国保健大臣会合に出席するため来日されました。大臣会合の翌日の12月16日に、雷主任は日中医学協会と順天堂を表敬訪問し、順天堂大学で、小川秀興会長(順天堂理事長)、跡見裕理事長と面談されました。
小川会長は歓迎の辞で、第六次日中笹川医学奨学金制度(2023年7月調印)の安定した発展と優秀な人材の確保には、中国国家衛生健康委員会の協力が不可欠であること、そして日中両国の医学・医療交流をさらに深めていくために、双方で手を携え、共に努力していくことが重要であると述べました。また、歓迎の挨拶に続いて、順天堂の歴史と重点医療分野について紹介しました。
雷主任は、日中笹川医学奨学金制度によって中国の医療人材が育成され、多くの優秀な人材を輩出されたことへの感謝を述べ、本奨学金制度のより一層の発展に向けて、協会とともに努力したいと述べられました。また、今後も、日本により多くの中国の医療従事者を派遣するとともに、日本の医療従事者にも中国に来ていただき、双方向の交流がさらに深まることを期待するとの言葉をいただきました。
日中笹川医学奨学金制度研究者を代表して、王珊(氏(第45期<共同研究コース>研究者、順天堂大学アトピー疾患研究センターにて研究中)が本奨学金制度を通じて、日本で学んだことは生涯の貴重な財産であり、学びの機会を与えられたことへの謝辞を述べ、帰国後は日本で得た知識と技術を中国の医療従事者にも共有し、日中医学交流の架け橋となって、日中両国の医学・医療分野の交流に貢献したいとの決意を表明しました。 雷主任は、日中笹川医学奨学金制度第43期、44期、45期の13名の研究者一人一人に声をかけ、日本の優れた医学・医療の技術とともに日本人の真摯な研究態度を学び、帰国後中国の医療発展のために頑張ってほしいと期待と励ましの言葉を述べました。
(前列右3)雷 海潮 中国国家衛生健康委員会主任
(前列左3)小川秀興 日中医学協会会長、学校法人順天堂理事長
(前列右2)跡見 裕 日中医学協会理事長、学校法人跡見学園理事長
(前列左2)王 海東 中国国家衛生健康委員会老齢健康司司長
(前列右1)李 明柱 中国国家衛生健康委員会国際合作司専門員
(前列左1)邢 若斉 中国国家衛生健康委員会医政司副司長
面談には、訪日団の他に、中国大使館と日中笹川医学奨学金制度共同研究コースの日本側共同研究者も参加しました。
<中国国家衛生健康委員会訪日団>
雷 海潮 主任(大臣)
王 海東 老齢健康司司長
李 明柱 国際合作司専門員
邢 若斉 医政司副司長
佘 志文 国際合作司亜太処処長
李 孟涛 弁公庁秘書
李 忠金 笹川医学奨学金進修生同学会秘書長(通訳)
<中華人民共和国駐日本国大使館>
祝 学華 科学技術部公使参事官
朱 小博 科学技術部一等書記官
<日中笹川医学奨学金制度共同研究コース日本側共同研究者代表>
鈴木祐介 順天堂大学大学院医学研究科腎臓内科学主任教授
ニヨンサバ・フランソワ 順天堂大学国際教養学部長、大学院医学研究科アトピー疾患研究センター 教授